Vossarull
0.分類
地域:Norway-Vestland-Voss
音楽的分類:gangar
舞踊的分類:Bygdedans
形態 Couple, LOD方向に進行
規模:アメリカでは20人以上で踊ることおもあるようだが、現地映像では単カップルで踊る競技会のものしかないので不明。
1.概要
Norway, Vestland地方のVoss村のBygdedansである。地方自治体としての規模は15,000人程度であり、この国の人口を考えるとさほど小さい村というわけでは無い。地理的にはベルゲンのやや東に位置し、Norway西部に該当する。
rullとは英語でいうrollを表し、回転の踊りという意味らしい。しかし、個人的には、この踊りに限らず、北欧の踊りは回転ばかりなのであまり区別する意味あるか?と思う。
VossのRullでVossarulであるが、rullは別名Rudlともいうので、Vossarudlとも呼ばれる。場合によってはRudl fra Vossなどという場合もある。
二拍子であり、音楽的には明らかにgangarであるが、California Folkdance Federationの記事ではGammaldansとの類似性が指摘されており、踊り方は伝統的では無い可能性がある。(さらに言えばSwedenのpolskaに似たターンをするものがある。Polskaは三拍子であるが、足の出し方が同じである)
2.Figure(Tur)
1.Walk
2.two-step
3.two-step turn
4.pivot turn
5.reverse two-step turn
6.half turn
の動きを繰り返す。便宜上アメリカのラウンドダンス の用語で示したが、実際の動きは大きく異なる(特にpivot turnはラウンドのものと大きく異なり、この踊りを特徴付けている)上で示したキーワードをyoutubeで検索して確認することを進める。
1→2→4→5→1→…
→3→4 →6→4→…
→3→…
という構成になっている。切り替えのタイミングは男性が指示する。
3.資料
70年代のアメリカのStockton FolkdanceでCallされたものが日本に入って来て居る為、日本での踊り方は現地とはかけ離れたものである。一方、現在のアメリカでは現地講習者を呼んでいるサークルもあり、現在のアメリカ人の踊り方はかなり現地のものに近い。Scandia DCの資料はかなり参考になると思う。
一方、現地の動画は競技会のものしかないので、本来の村の踊り方とはかけ離れて居る可能性がある。引き続き探していきたいが、あまり見つかりそうもない
4.余談
Rullはこれ以外には資料が全くないbusserullしか存在せず、踊りのカテゴリーとしてどうなんだろう、と思っている。gangarでいいじゃん…と思ったりもする。